人気の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」で行く秘境への旅。香川県多度津駅から徳島県大歩危駅に向かう下り列車「そらの郷紀行」で、寛ぎの車内空間や車窓からの風景を楽しみながら美味しいお料理を堪能。各駅や沿線住民の方からのお見送りやお手振りも人気観光列車ならではの醍醐味!ゆったりとした時間とあたたかいおもてなしで非日常感を味わうことができ、参加者の皆様と一緒に秋の一日を楽しむことができました。
■「四国まんなか千年ものがたり」公式サイト
四国まんなか千年ものがたり
2017年4月1日から運行が開始されて以来、予約がなかなか取れない大人気観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。香川県多度津駅から徳島県大歩危駅に向かう下り列車「そらの郷紀行」は、自然と調和する美しいフォルムと寛ぎ感あふれる室内空間が魅力です。こだわりのインテリアと充実した設備で、贅沢な列車旅を満喫!
千年ものがたりは、多度津駅を出発して善通寺駅、琴平駅で停車し、大歩危駅が終点となります。各駅では駅のスタッフさんや鉄道ファンの方々からのお出迎え・お見送り。笑顔で旗や手を振ってくれるその姿に思わず感動します。
乗客の皆さんも手を振って笑顔で応えます。これも観光列車の醍醐味なのです。
沿線の民家からお手振りしてくれるおばあちゃんの姿は名物のようです。おばあちゃんは四国まんなか千年ものがたり運行日はお手振りが日課となっているのだとか。なんだか心がほっこりしました。
田んぼに立ち並ぶ「かかし」もお手振りしてくれます。徳島の三好や祖谷など山間の集落には、かかしがいっぱい。人間にそっくりのかかしもあちこちで見ることができます。
昼食は、金刀比羅宮が運営する「カフェ&レストラン神椿」の調理長監修「さぬきこだわり食材の洋風料理」。洋食ならではの技法をこらして千年ものがたりオリジナル版として創作され、厳選した香川県の地元食材を使ったメニューになっています。
列車に揺られ風景を楽しみながら味わうお料理は格別です!
琴平駅
琴平駅には四国まんなか千年ものがたり専用待合室「ラウンジTaiju」があり、ウエルカムドリンクをサービスしてくれます。
秘境駅:坪尻駅
列車か徒歩でしか行くことができない駅「秘境駅」。坪尻駅は、全国的にも珍しい“スイッチバック”(列車が急勾配の峠を登るため、一旦加速線に後退して勢いをつけてから進む)のある秘境駅として、鉄道ファンやトラベラーから注目されている駅。このスイッチバックを見るために遠くから訪れる鉄道ファンも多いのです。
実際に見ると、かなり急勾配に敷かれた線路にびっくりしました。
JR四国が5駅(2019年現在)に設置している「らぶらぶベンチ」!中心に向かって傾斜しているので2人で座るとくっついてしまう構造になっているというLOVE LOVE BENCH。こんな秘境駅にこのベンチを設置するとは、JR四国なかなか粋ですね♪坪尻駅の他には、江川崎駅、坪尻駅、大歩危駅、伊予灘線、安和駅に設置されているそうです。座りやすいようにあえて人の少ないのどかな駅に設置されているのかも?
大歩危 小歩危・祖谷
終点の大歩危駅を降りて貸切バスで「祖谷のかずら橋」へ。紅葉のシーズンを迎えた祖谷渓谷は、エメラルドグリーンの清流と紅葉のコントラストがとっても美しかったです。川底まで綺麗に透き通って見えました。
秘境祖谷の山間の風景や、澄んだ水の色が美しい大歩危峡・小歩危峡。普段走る車道からの風景とは違う列車からの眺めは最高でした!
▼今回レポートしたツアーはこちら(ツアー催行日:2019.11.4)