令和初の新年を迎えた2020年の初詣ツアー。この新年だからこそ、皇室の氏神、国民の総氏神と尊ばれ日本最高神とされる「天照大御神」が鎮座する伊勢神宮へ!
香川から三重へ日帰りバスツアー。往復約800km。早朝出発で夜遅い高松帰着となり、皆様たいへんおつかれさまでした。
令和2年・2020年。より素晴らしい1年となりますように
「Dreamオーシャン」
伊勢神宮へ向かう前にまずはお昼ご飯!
自社牧場で丹念に飼育した本場最高級の松阪牛が味わえる松坂牛専門店「Dreamオーシャン」。地元の人から観光客まで多くの人に愛される人気店です。店内も設備が整って清潔感ある空間で、ゆっくりと松坂牛料理を堪能できます。
11:30の開店前から30名程のお客様が列をなして待っていましたが、私たちは団体予約のためスムーズに入店でき、松坂牛すき焼き御膳を美味しくいただきました!
ツアーご参加のお客様からも、お肉がとっても美味しかった!とのお声をいただきました。
弊社のほかの団体旅行でもよく利用するお店です。今回も安定の美味しさでした♪
(料理画像は「Dreamオーシャン」提供のイメージ写真です)
伊勢神宮
「伊勢神宮」は、実は正式名称は地名を冠しない「神宮」で、ほかの神宮と区別するために「伊勢神宮」と称されています。「お伊勢さん」として親しまれ、「日本人の心のふるさと」とも言われる伊勢神宮。一生に一度は訪れたいとい人が多いのも納得です。
【伊勢神宮<外宮・内宮>両参り】
伊勢神宮には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけおおみかみ)を祀る「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」の二つの正宮があり、皇大神宮は「内宮(ないくう)」、豊受大神宮は「外宮(げくう)」と呼ばれます。
内宮と外宮は離れていて、観光では内宮のみ参拝する人が多いのですが、まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされています。
天照大御神(内宮)のお食事を司る神様が豊受大御神(外宮)なので、内宮に先だって神饌と呼ばれる神さまのお食事をお供えするそうです。こうして神宮のお祭りが外宮から行われるのにならい、参拝も外宮から内宮の順になります。
豊受大神宮:外宮
外宮には、内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されている豊受大御神がお祀りされています。
外宮には、毎日朝晩神様のお食事:御饌(みけ)がお供えされます。鯛、昆布、御飯、鰹節、野菜などとともにお供えされる御料酒(ごりょうざけ)。伊勢神宮に御料酒を献上する酒蔵として全国で唯一選ばれているのが兵庫県西宮市の「白鷹(はくたか)」です。阪神淡路大震災の時に被災しながらも献上を絶やさなかったそうです。
「おかげ横丁」に「白鷹三宅商店」があり、立ち飲みで飲むこともできるのでお神酒代わりに飲んでいく観光客も多いのです。
神宮全体がパワースポットといわれるだけに、一歩足を踏み入れると神聖な空気に包まれて神秘的なパワーを感じる気がします。何度訪れても感動するこの感覚。また来たいと思ってしまいますね。
樹齢数百年といわれる参道の木々も圧巻です。外宮の手水舎の向かいにある「清盛楠(きよもりぐす)」は、推測によると樹齢900年以上。平清盛が神宮に参向した際に冠に触れたこの楠の枝を切らせたという言い伝えがあることから、清盛楠と名付けられ樹齢も推測できたようです。
皇大神宮:内宮
外宮からバスで約15分で内宮へ。平日ということもあり、外宮も内宮も意外とスムーズに駐車場に到着できましたが、やはり各地からのツアー観光バスがズラリと並んでいてバス駐車場は満車でした!1月後半の平日でこの状況なので、年明けや土日曜祝日はかなり混雑してるでしょうね。
内宮への入口、五十鈴川にかかる宇治橋を渡ります。宇治橋は、「日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋」といわれています。
正面に立つ美しい大鳥居の前でまず一礼。これから神聖な内宮へお参りするという気持ちが引き締まります。
20年に一度の式年遷宮(正宮・別宮すべての社殿を新しく造り替えて神座を遷す)の際に宇治橋と鳥居も造り替えられるのですが、2013年の式年遷宮の際にこの鳥居は、内宮・外宮の旧正殿の屋根を支えてきたヒノキを使って造られました。神聖さと木製の温かみも感じます。
瀧祭神、内宮神楽殿をお参りし、正宮:皇大神宮へ。日本神話に主神として登場し皇室の氏神であり国民の総氏神であるとされる天照大御神がお祀りされています。
(外宮・内宮ともに、神聖な場所である正宮の前では撮影はNGです。外宮は板垣の外、内宮は石段の下からであれば撮影可能です。)
外宮・内宮ともに約60分の参拝コースで、神聖な空気を浴びながら歩きました。偉大なる神々のパワーを感じたような気がします!
時間があれば、正宮に次いで尊いとされる別宮もお参りしたいですね。
おはらい町・おかげ横丁
参拝を終えて「おはらい町・おかげ横丁」へ。お伊勢参りには欠かせない楽しみのひとつです!
宇治橋前から五十鈴川沿いに約800m続く石畳の通り「おはらい町」には、土産物店・飲食店や商家が建ち並びます。
(▲こちらの画像は今回のツアーで撮影したものではありません。イメージです。)
おはらい町の中ほどにあり特に賑わう一角となる「おかげ横丁」は、あの「赤福」で有名な株式会社赤福さんが開業したもの。
江戸時代には「お陰参り(お伊勢参り)」ブームで全国から多くの人が押し寄せ賑わった「おはらい町」も、昭和後期には参拝後に立ち寄る人が激減したそうです。第二次世界大戦後の信仰の薄れで参拝者が少なくなったことや、内宮の入口へアクセスする道路や駐車場が整備されたことで、おはらい町まで足をのばす人が少なくなったのだとか。
それを何とかしようと赤福さんが立ち上がり、活気にあふれていた江戸時代の街並みを再現した「おかげ横丁」を開業したそうです。
いまや見事に賑わいを取り戻し活気と情緒あふれる街並みは最高です!
「おかげ参り」と、お伊勢さんの「おかげ」という感謝の意味を込めて「おかげ横丁」と名付けたそうですが、こうしてお伊勢参りをより楽しめるのも赤福さんの“おかげ”ですね。
と、前置きが長くなりましたが、伊勢名物赤福。数ある赤福の店舗の中でも作り立ての赤福が食べられるのは唯一、おかげ横丁にある本店だけです。ぜひ立ち寄りましょう♪作り立てをお店で食べる赤福は、箱入りを持ち帰って食べるのより一段と柔らかくてとっても美味しいです。
お店には赤福を買い求める人の列ができていましたが、私も何とかお土産用に購入することができました!
おかげ横丁は、美味しいグルメであふれています。伊勢うどん、てこね寿司をはじめ伊勢志摩のご当地グルメ。海鮮料理や豆腐料理、団子屋やおしゃれなカフェまで。美味しい特産品や伝統の工芸品など、お土産購入も楽しめます。
時間がある旅なら、じっくりゆっくり楽しみたいですね。
約1時間、おかげ横丁の散策をお楽しみいただき帰路へ。
サービスエリアでの休憩や車内でのご夕食(お弁当)で疲れを癒していだきながら、無事長い一日を終えられた皆さま。
ご参加ありがとうございました!伊勢神宮の素晴らしいパワーとご利益に恵まれますように。
▼今回レポートしたツアーはこちら(ツアー催行日:2020.1.22)